飲食店の採用・求人広告について

【前書き】

コロナ禍においても求人広告への掲載依頼をいただく機会があります。
現在は緊急事態宣言下となるため、問い合わせ数が増えている訳ではないですが、

そこまで減ったか?

と言われると決してそういうことではなく、
緊急事態宣言が発令された先月の9.5割くらいという印象です。

そこで今回は現在の求人市場の状況や飲食業界で利用されている求人媒体の概要・特徴紹介および採用ニーズにおける求人媒体の選び方ついてお話ができればと思います。


【現在の求人市場について】

コロナ前では飲食業は常に人手不足という課題があり、1年中、採用活動をされている企業や店舗が多くあったかと思います。

こんな不景気に採用活動をしている飲食店がそもそもあるのかと疑問を抱いてる方も
少なくないかとは思います。

現在の求人市場はどうか?

ということですが、
この緊急事態宣言が発令している中でも問い合わせ数の落ち込みはなく、横ばいです。

~~掲載店舗数~~

7月:1750~1850店を推移
8月:1700〜1800店を吸い
宣言が発令されたからといって、採用活動を完全にストップしている企業は増えてないとデータからも分かります。

~~求人募集・採用背景の声~~

①本格的な営業再開時に定員割れしているので、徐々に補強していきたい
②業態チェンジやオープニングに伴うスタッフ募集をしたい
③売上が徐々に戻りつつあるが、昨年中途採用を一切しておらず、人手不足であるから
④各店舗に配属している正社員が減ってしまい、お店の品質を上げるためのリーダー職を募集したい
⑤人手不足により、スタッフ1人に対して負荷が大きく離職が多発している
⑥宣言解除後はよーいドンで一斉に掲載開始するため、反響が良い今段階で良い人材を採用したい

問い合わせをいただく中では上記のような現場の声が多かったです。


【求職者の動き】

次に求職者の動きについて説明をします。
ある求人サイトの求職者登録数はコロナ前は15万人程度でしたが、
緊急事態宣言が発令された昨年だけで5万人も登録者が増えたというデータがあります。

コロナ禍で時短営業もしくは休業によって、
今までフルタイムでシフトに入っていたフリーターの方はシフトに入れなくなったり、
正社員は昨年に人件費の削減という目的で、退職を余儀なくされた方が多いです。

大手でも不採算店舗をもともと整備していたがコロナ禍で加速し
120店舗⇒60店舗まで
削減したという企業もあります。
※居酒屋業態メインの企業

このような状況下では、求職者は積極的に就職活動を行いますので
コロナ前と比較すると断然応募が入りやすく費用対効果が得られやすい状況です。

採用単価がコロナ前の半分以下!
という話はクライアントからよく聞きます。


【各媒体の特徴について】

次に求人掲載をする際の広告媒体についてお話させていただきます。
下記の表をご覧ください。※下記データは当社調べの数値となります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 0d40a5e4a645fc6b96e767d64ac0878e-1024x585.png


媒体は総合媒体と飲食専門媒体の2つに分けることができます。
総合媒体は『タウンワーク』のほかに『リクナビ』『バイトル』などがあります。
飲食専門媒体だと『求人@飲食店.COM』『グルメキャリー』『クックビズ』の
3つが知名度が高くメジャーなものとなります。

大前提としての違いとしては
総合媒体は専門媒体に比べると知名度が高く、登録している求職者や月間PV数が高く応募自体は集まりやすい特徴があります。

専門媒体は飲食業界やホテル(レストランがある施設)に携わっている方々には認知度がありますが、それ以外の方々にはあまり知られていない媒体となります。

そのため飲食経験者が欲しい、即戦力となるスタッフが欲しいという場合には、求職者の属性が85%以上は経験者となるので飲食経験者からの応募が獲得できます。

次に求職者の年齢層です。
タウンワークは10代~20代の若年層の求職者が多いです。

また学生も一定数いるため、正社員志望というよりはアルバイト求人を探している印象です。
支援先の顧客からもアルバイト職種(未経験OK)への応募数はとても多いが、フルタイムで働ける人であったり、正社員の採用となると一気に応募が集まりづらい、経験者限定とすると応募がそもそも来ないという声は頻繁にあります。
求人@飲食店.COMは20代~30代の求職者がメインの求職者層となり全体7割を占めています。
グルメキャリーは飲食専門媒体として一番の老舗サービスとなります。
そのため、30代から40代以降の求職者がメイン層となります。
他2つの専門媒体と比べると求職者の年齢が高いです。

クックビズは求人@飲食店.COMと年齢層は同じ20代、30代がメイン層となります。

ただし、どの媒体にも共通して言えることが、以前よりもシニア層の動きが
活発になったということです。

原稿によりますが、応募の5割はシニア層という話をよく聞きます。

そのため、若手が欲しい企業は必然と、若手の応募基準を把握した上で
原稿を作り込む必要があります。

次に掲載数および実績についてとなります。
現在の掲載数については表の通りですが、
・店舗単位の掲載数なのか、
・職種でカウントされているのか
・ハローワークの転載を含んでいるか等々
で掲載数に大きく変動します。

タウンワークの場合は大手企業は複数店舗を同時に掲載していたり、
グルメキャリーは職種で掲載数をカウントしているため、必然と掲載数は多くなります。
クックビズは料金が非常に高い点から顧客離れが進んでおり、今はほとんどがハローワーク求人転載のみとなります。
求人@飲食店.COMは店舗単位で掲載数がカウントされているため、他媒体よりも少なく見えてしまいますが専門媒体の中では実績が非常にあります。

上記が媒体ごとの簡単な比較説明となります。


【どの媒体を利用するべきか】


まず総合媒体と専門媒体のどちらを利用するべきかというと
採用したい求職者層にどれだけの質=こだわりを求めるかの1つに尽きます。
そこまで求職者の属性や質にこだわらない(年齢、国籍、飲食経験値にこだわりなし)からいち早く採用したいならば総合媒体の方が応募の絶対数は獲得できる為、リクナビやマイナビなどの総合媒体で良いという考えです。

ただ求職者の質をある程度求める場合は専門媒体を選ぶべきです。
例えとしては下記です。
・調理経験ある人が良い
・リーダーポジションの職種の募集
・正社員の調理スタッフ
・料理長候補となるシェフ、スーシェフ、店長候補など即戦力となる人

また店舗のエリアによっても反響が異なります。
首都圏はやはり求職者も多いため、反響が出やすいです。
東京でも首都圏から離れると反響は落ちます。
神奈川や千葉で中心地ならば、ある程度反響は見込めますが、
駅から降りてバス通勤しないといけない、もしくは公共機関ではなく車でないと移動できないエリアだと反響率は下がります。

そのため地方の店舗で募集を掛ける場合は他店舗にはない魅力を求職者に伝える必要があると考えます。
その魅力の一部としては
・住宅手当、Uターン・Iターン制度がある
・その店舗でしか学べない技術がある
・その店舗でしか得られない働く環境がある

ただなかなか地方の店舗となれば、人件費を割くことができず上記のような魅力を書くことは難しいと考えます。その場合はやはり求職者の絶対数が多い総合媒体で中長期的に掲載し、良い人材を確保するという掲載方法がおススメとなります。

首都圏であっても渋谷区と千代田区ではクリック数と応募数が全く異なります。
またイタリアン業態と和食や居酒屋業態でも反響が異なります。
※人気なエリア、人気の業態があります。
職種で見るとカフェのホールスタッフは人気のため、応募が集まりやすいですが、カフェ・調理スタッフとなると採用ハードルが一気に上がります。
これはカフェの調理は簡易的で本格的ではないというイメージが高いため、本格的に調理技術を学ぼうとしている求職者はカフェ・調理スタッフに応募をしないためとなります。

このように『求職者の質』だけでなく、エリアや業態、職種によって掲載方法、掲載単価が大きく変動するのが求人広告となります。
今回は概要の説明となりますが、次回以降は事例を踏まえた上でご紹介できればと思います。

ご閲覧いただきありがとうございました。

ご質問がある際は下記フォームよりお問い合わせいただけます。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    CAPTCHA