テイクアウト・デリバリーで売れている15の店① 

先日デリバリーのフードネコが4/27日をもってフードパンダに統合されると発表がありました。
フードネコのキャラクターであるオネギさんは人気キャラクター投票で1位でもあったことから
かわいさや親しみやすさから女性の支持が高かったサービスであったと感じます。

ただその一方でなぜフードネコが統合を余儀なくされたのかを考えると
1.スタートエリアが都内屈指、競合が多い港区エリアであった
2.類似サービスとの差別化要素がなかった
3.加盟店の業態やジャンルが似ており、個性的なコンテンツではなかった

この3点が主にユーザーが増えず、利用エリアも拡大できずに事業が上手くいかなかった理由ではないかと考えます。

フードネコは港区を中心として加盟店の募集に力を入れてました。
ただ港区は既にUberや出前館、Woltなど他サービスへの加盟店が多く、先行スタートしたサービスにユーザーが根付いていた為、新たなサービスであるフードネコに乗り換えるメリットが見いだせなかったと言えます。
デリバリーが根付いてる地区であれば、プラットフォーマー側としては加盟店を増やすこと、配達員を確保することはハードルが高くなく参入自体は難しくないですが、そこからいかにユーザーを増やせるかというのは、コンテンツ側に差別化要素がないと厳しい状況です。

例えば、
出前館なら自社配送における配達の質やCM広告への大規模投資
menuならば高級店の掲載やアプリトップページにおける独占特集などが挙げられます。

またサービスを利用するユーザーにとって、いろいろな業態やジャンルのお店が掲載されていることも重要です。注文する側がアプリを開いてお店を選んでいて楽しい、他アプリでは注文できないお店がこのアプリにはある!という心理にも繋げることが大事です。

フードネコはその点においてエスニック料理や韓国料理などに偏っていたため、注文したいと思える商品が少なく、他アプリへ移ってしまったり、見飽きてしまい離脱が多かったのではないかと推測します。

もともと利益率が低いビジネス(配達員への報酬が発生するため)ですが、新規ユーザーを獲得するために販促費(広告や割引クーポン)が非常に掛かります。
割引による初回注文ではプラットフォーマーは赤字覚悟となるため、いかに新規ユーザーをリピートユーザーにするかが重要な指標となります。

その点、フードデリバリーは加盟店側、プラットフォーマーともにまさに戦国時代なので、どちらも今後いかに他店他社と差別化を行い、ユーザーにとって魅力的なコンテンツを作るかが大事ですね。

上記のような話題をふまえて、現在テイクアウト、デリバリーで売れているお店は
どのような掲載内容で、どういうアプローチをしているかをお伝えできればと思います。

実際にテイクアト、デリバリーで月商150万円以上売れているお店を複数分析した上で
売れるための共通点や他店との差別化方法を記載します。

個食向けの店舗

台湾の夜市 中目黒
人気商品:肉肉セット魯肉飯&鶏唐揚げ
台湾の夜市 中目黒 | Chompy(チョンピー) 国内発の新しいフードデリバリー

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注文数:692食(2020年9月)
単価:1680円
リピート率:36%
平均注文単価:1900円
平均月商:248万
利用サービス:Chompy,出前館

タイ屋台999(中野)
人気商品:ガパオライス
タイ屋台999 中野店

注文数:342食
単価:1026円
リピート率:85%
平均注文単価:1200円
平均月商:150万
利用サービス:Uber Eats

NY屋台メシ!!チキンオーバーライス中目黒
人気商品:チキンオーバーライス(ヨーグルト&チリソース)
NY屋台メシ!!チキンオーバーライス中目黒

注文数:949食
単価:1280円
リピート率:52%
平均注文単価:1700円
平均月商:450万
利用サービス:Uber Eats,出前館,menu,Woltなど一通り

センタービーフ(横浜関内)
人気商品:名物ステーキライス
ステーキライスの店 センタービーフ横浜関内本店

注文数:1202食
単価:1390円~2420円
平均注文単価:2600円
平均月商:300万以上
利用サービス:Uber Eats,PayPayピックアップ,うまいぞ横浜

健康意識やボディメイク等こだわりのある方向け店舗

究極ブロコッリーと鶏胸肉
人気商品:300g(タンパク質49g,糖質4.2g,脂質3.5g)
究極ブロコッリーと鶏胸肉

注文数:750食
単価:1180円
リピート率:30~50%
平均注文単価:1600円
平均月商:160万以上
利用サービス:Uber Eats,出前館,menu,Woltなど一通り

さらだのあるせいかつ(西麻布)
人気商品:チキンサラダ
さらだのあるせいかつ

注文数:350食
単価:1780円
リピート率:40~60%
平均注文単価:2500円
利用サービス:Uber Eats,Chompy

上記が記事へピックアップしたお店となります。

次に売れてるお店の分析をしていきます。
分析をすることで、売れているお店には共通点を見出すことができます。

1.店舗名
店舗名について共通してることとしては注文するユーザー側が店舗名を見た際に、お店が何の料理を提供しているのかが瞬時に分かる名称となっていることです。
そのため、商品名が含まれる店舗名となっているケースが非常に多いです。
Uber Eats、出前館ともに5万店舗以上掲載されているため、ユーザーは注文するお店を選ぶことに対して労力が発生します。そんなときに店舗名を見て、何の料理を提供しているのか分からないお店だと、クリックをして確認をしないと中身が分からないという理由から料理確認の手間が発生するため、他店へ流れてしまいます。
その結果、クリック率が低くなり注文率が下がる印象です。


2.平均注文単価
料理にも寄りますが支援先でも平均注文単価は1200円~1600円の価格レンジです。
リピーターだと注文単価が徐々に増していくイメージです。
月商150万以上、合計15店の平均単価も1633円という価格帯でした。
ただこだわり系のブランドであったり、みんなでシェア系のブランドは個食向けのブランドよりも平均注文単価が高い傾向があります。


3.商品ラインナップ 
商品のカテゴリー分けとして人気順メニュー(人気No1)、定番メニュー、名物などというカテゴリーを設けてます。商品数が少ないお店は10品程度ですが、多い店だと40品弱くらい掲載されているため、初見のユーザーは初回でどの商品を注文するか迷います。
その際、店内飲食と違い、店員さんに聞くとか周りの人が注文している料理を見ることができないため、迷った挙句に離脱も考えられます。
そんなユーザーを手助けするためにも、上記のようなカテゴリーは設けたいところです。


4.評価  
Uber Eatsだと4.6以上はいきたいと考えます。やはりこのくらい高いとリピート率も高いです。
この基準は一般的なグルメサイトでの評価基準よりはずっと高い印象です。
Eats厳選の基準の一つに利用者からの評価が4.6以上ともあるように、ここは目指したい目標の一つです。4点台に満たない、もしくは3点台後半のお店だと、原因を見直す必要があります。
例えば、実際に届いた料理の量が写真から想定していたよりも少なかったとか、容器から汁がこぼれていた、もしくは料理が偏っていたなど、さまざまな理由が挙げられますがやはり一番多いのは『量』に関する不満だと予測されます。
デリバリーは平均注文単価が1500円程度ともあり、店内飲食と比較してしまうと高い部類です。
高単価なゆえに注文した一品でお腹一杯にならないとユーザーの満足度にはつながりにくいです。


5.容器や販促物
リピーター比率が高い店舗は容器や袋、販促物にこだわっているところが多いです。
例えば、
プラスチックのビニル袋ではなく、料理によっては紙袋や手さげ付の紙箱を用意する
お店の紹介チラシだけでなく、注文ありがとうのメッセージカードを同梱するなど工夫しているところが見受けられます。
もっと言うと注文時には分からない特別感を出せる『ちょっとしたおまけ要素』があるとさらに良いです。
例えば、期間限定と称してコーラやサイドメニューなどを無料で付けたり、お肉20%増量するなどが挙げられます。この場合、初めからおまけ込みの原価を想定した上で商品価格を提示することによって利益率を考えた掲載戦略を取ることができます。

まだまだ全体の共通点があるのと、個食向け、健康志向やボディメイクをする方向けの商品によって
共通点が異なってきますので、②の記事にて続きを書いていこうと思います。

ご覧いただきありがとうございました。

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