本日の目次はこちら
【前書き】
今回は下記の解説を行います。
・総合媒体に載せるか、専門媒体に載せるか
・募集エリアの違いおいてどの求人媒体へ載せるべきか
・業態による採用ハードルの違い
・職種の違いによる採用ハードルの違い
これらの条件で応募獲得の難易度や向いてる、向いてない求人媒体など
大きく変わってきます。
前回の記事では下記の表を利用しましたが、もう一度ご覧ください。

【総合媒体と専門媒体のどちらが良いか】
下記の場合は総合媒体の利用がオススメです。
・新卒採用
・アルバイト ホールの募集
L未経験者歓迎で飲食店で働きたい求職者にも固執していない
・大箱オープニングによる募集でアルバイト30人などの募集
・専門媒体では求職者母数が少ないエリア
L関東:茨城、群馬、栃木(宇都宮以外)
L 東海:静岡、岐阜、富山
L北海道:札幌以外 等々
総合媒体は求職者の数が専門媒体よりも圧倒的に多いことが一番の特徴です。
上記の募集条件の場合は総合媒体の方が応募獲得数が多く、結果的に採用しやすいため
専門媒体にこだわる理由は特にないです。
一方で下記のような募集ニーズ
・中途の正社員募集
・即戦力となる経験者の募集
・調理スタッフ
・飲食店が好き人、飲食で今後やってきたい人、独立したい人の募集
・店長や料理長などリーダー職募集
上記の場合は飲食専門媒体での掲載をオススメする場合が多いです。
ただし、
「20代前半の若手が欲しい!」「30代以上は採用不可」
このような要望がある場合、専門媒体では難しいので
求職者層が比較的若いマイナビなどの総合媒体を推奨します。
ですので結論としては上記の募集要項だけでは判断できないということになります。
【業態による採用難易度について】
業態によって、応募の入りやすさが全く異なります。
応募獲得しやすい順番は下記となります。
カフェ・イタリアン・洋食 > 和食・ダイニングバー>居酒屋・ 寿司>中華>焼肉>ラーメン
※アジア・エスニック、スペイン料理も採用難易度は高いです。
また客単価や内観イメージによっても、応募の入りやすさが異なります。
例えば、焼肉業態。
大衆向けの焼肉店は応募獲得が難しいですが、
客単価1万円~高単価焼肉業態は応募が入りやすかったりします。
続いてラーメン業態。
ブランドによっては店内がキレイ、オシャレ系のお店があります。
例えばアデッソが運営する銀座かがり。
内装が木目基調でラーメン店とは思えない内観です。
ラーメン業態は最も難しい業態の一つですが、
このようなラーメン感が少ないお店は少々応募ハードルが下がります。
銀座エリアの高級和食業態も応募が入りやすかったりします。
業態による応募ハードルも複数の視点で考えることが必要です。
【職種による採用難易度の違い】
募集する職種で採用難易度が全く異なります。
一般的にホール系>調理系
この式は成り立ちます。
調理スタッフの方が採用難易度は高いです。
その➀ リーダー職種
・店長候補
・マネージャー候補
・料理長候補
コロナ禍でベテラン勢が積極活動しているため、以前よりも応募が入りやすいです。
ただし、”年齢30代まで”という制限リーダー職種に加えると、
ハードルがかなり高くなります。
理由は30代中堅は競争率が一番高く、争奪戦だからです。
そしてリーダー職種は一定水準の給与も必要なため、採用が難しい現状です。
その② 調理スタッフ
調理スタッフはお店側が何をどれくらい求めるか?で大きく変わります。
ホールスタッフの採用より難しいです。
一概には言えませんが
・未経験OK・やる気重視⇒応募は集まりやすいです。
・調理経験がある方⇒未経験OKに比べて、応募は半減します
・同じ業態での調理経験がある方⇒応募獲得はかなり難しいです。
業態でも応募ハードルが変わります。
例として
カフェの調理スタッフを募集する場合です。
理由は他業態と比べて、カフェで調理を学べるイメージがないからです。
だからこそ、
・どのような調理スキルが身に付くか、
・メニュー開発などができる!
など…..カフェの調理スタッフとして働く楽しさがあるか?
ということを考える必要があります。
その➂ パティシエ職種
スイーツやケーキなどの業態は製造が追いつかないという話を聞きます。
そのため、パティシエを積極募集したい企業が多いです。
ただしパティシエ職種は調理スタッフの応募獲得よりも難しい傾向あります。
総合媒体でも難しいですし、飲食専門媒体でも難しいです。
スイーツ専門媒体『スイーツネットジョブ』
スイーツネットジョブ|スイーツ・パン・カフェ業界の求人情報 (sweets-net.jp)
パティシエ専門媒体『パティシエント』
パティシエ、パン職人の求人募集・転職サイト|パティシエント (patissient.com)
などありますが、すぐには応募が入らないです。
だからこそ、スケジュールを前倒して根気強く募集をする必要があります。
結論としてパティシエ募集をする際は
飲食専門媒体とパティシエントで中長期的に募集することがおススメです。
その④ パン職人・ブランジェ
こちらもかなりハードルが高いです。
パティシエ以上に難しかったりもします。
難しいと言われる一番の要因が
・勤務時間が早いという点です。
基本的に朝5時~、朝6時~のシフトに入る必要があります。
よく製造スタッフで若手が欲しいと問い合わせをいただきますが、
ここがネックで、やはりシニア層からの応募が大部分を占めます。
結論としてパティシエ同様にパン職人を募集する際は
飲食専門媒体とパティシエントで中長期的に募集することがおススメです。
今回は以上となります。
業態別、職種別で応募獲得の難易度が変わります。
そのため募集時は複数視点を考慮し、媒体選定や打ち出し方を決める必要があります
最後まで閲覧いただきありがとうございました!
ご質問がある際は下記フォームよりお問い合わせいただけます。