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飲食店の集客率を上げる為に Googleマイビジネスの上位表示の決定要因=アルゴリズムについて調べました。
前書き
Google検索、Googleマップの利用者が大部分を占める事の裏付けとして
statcounter 2020から
・国内の検索エンジンのシェア(PC)は、Google が 73%、Yahoo! が 15%、Bing が 11%
・スマホは、Google が 77%、Yahoo! が 22% を占めます。
また地図アプリ2018 iPhoneユーザー4,219名
(10代1,335名、20代1,333名、30代以上1,551名)の調査データでは
・Google 77%
・apple 30〜50% (30代は30%)
・ヤフー17.5%(30代男は30%)
この調査データから消費者は圧倒的にグーグル利用率が高い事が分かります。
そこで
飲食店のイートイン集客の機会損失を極力減らす為にはGoogleマイビジネス登録が必要と考え、どのように内容を充実させる事で上位表示することが可能なのか「アルゴリズム」を調べました。
※特に都心エリアの飲食店は「消費者はその時の気分でお店を検索する頻度が高い為、MEO対策必須です。
Googleマイビジネスのアルゴリズムについて
★ランキング上位にする為の必要事項
①情報の充実度→写真や動画数、情報の全入力
②更新頻度→投稿数(毎日投稿、最低でも1/3日程度が望ましい)
③自社HPの作成、自社ドメイン取得
④お客さんからの評価 →口コミ数、返信数、点数
⑤知名度、人気度→他のサイトやブログなどでお店のURL(リンク)が貼られてるか=被リンク数、また名店として賞を取ってるか。例.食べログ百名店の受賞しているなど。
⑥お店と検索地点の距離→今自分がどの場所で検索してるかによって順位が変動します。
お店の目の前で検索したら、そのお店が上位に表示される仕組みです。
上記を基に、試しに「新宿+イタリアン」でGoogle検索を行います。
その結果、ランキングTop、上位の飲食店は①〜④を満たしています。
・②の投稿は毎日投稿
・④の口コミ返信数もほぼ全ての口コミに対して返信を行ってます。
⑤については調べても大凡の数を把握する事が難しい為、割愛します。
ただ不思議な事にランキングは上記の要因だけでは決まっていない事が分かります。
何故なら、
・口コミ数が少ない、評価が3点台の後半なのにランキング上位のお店がある。
具体的には
評価が3.8、口コミ数100、投稿も返信もしてないお店が
評価が4.1、口コミ数200の1/3日投稿していて、尚且つ口コミへ返信してるお店よりランキング上位に表示されてる。
また自社HPを保有していない。
など、不思議な事だらけです。
ここからが【本題】です。
複雑なアルゴリズム
Googleマイビジネスのアルゴリズムは非常に複雑で更に複数の要因からランキングに影響を与えると考え、調査しました。
参考文献としては下記となります。
・Youtubeの全日本SEO協会代表の鈴木将司さんのMEO解説動画
・Local SEO Guide
https://www.localseoguide.com
・MOZ Company
https://moz.com
詳しいアルゴリズムは下記が挙げられます。
①Google検索(自然検索)を行った際に自社HP(WEBサイト)が上位表示される。
自然検索で上位表示されるサイトはサイト品質が高いサイトと評価され、人気なお店とGoogle評価されます。
②レビュー内容について
レビューの平均評価よりも下記のレビュー項目が重要視されるようです。
レビュー(口コミ)に
・検索キーワード、市町村名が含まれてるか
・キーワード、市町村名が含まれる頻度
・毎年、毎月、毎週のレビュー数・増加数
(今までのレビュー合計数は評価されてない)
・返信数
※今までの4点、5点評価の合計口コミ数が多ければ、上位表示される訳では無い事が分かります。
③自社HP(WEBサイト)とGoogleマイビジネスの関連性
例えば「新宿+イタリアン」とGoogle検索した際に
自社HPにイタリアンに関するキーワードやメニュー、新宿の住所などがどれだけ記載されているかをGoogleがWEBサイトまで覗きに行って調べます。
従って、自社HPを充実させる事が必要です。
④検索キーワードが自社WEBサイトに記載されてる数
例えば「新宿+イタリアン」で検索した場合、「新宿」というキーワード、「イタリアン」というキーワードが自社WEBサイトにどれだけ記載されているか=キーワード記載数が評価されます。記載数が多い程、評価が上がります。
⑤検索キーワードが店名に入っているか。
「新宿+イタリアン」と検索した際に
飲食店の店名自体に「新宿」「イタリアン」が含まれてると、それだけで上位表示される仕組みです。
例えば、「イタリアン食堂」という店名のお店と「カルボナーラ食堂」という店名のお店があった場合には「イタリアン」という検索キーワードを店名に含む前者が自然と上位表示される仕組みとなります。更に「新宿イタリアン食堂」みたいな店名の場合は2つのキーワードが含まれる為、上位表示されます。
⑥ニュースや広告メディアで「店名」が取り上げられるとその記事に店名が載ります。
店名が掲載されてる記事やメディアが多ければ多い程、人気店とみなされて上位表示されます。これをサイテーション数と言います。
※ランキング上位の飲食店はぐるなび、食べログ、rettyなどの広告メディアには殆ど登録されている傾向がありました。
ただ、その分、広告費用が跳ね上がる為、考え所です。
⑦Googleマイビジネスのクリック数、マイビジネス内に記載の電話番号から電話を掛けてる回数
消費者は気になったお店のマイビジネスをクリックします。そのクリック数やマイビジネス内の電話番号からの予約数が評価されます。
その為、TOPに掲載される写真が非常に重要ですが掲載される写真は食べログのようにビジネスオーナーが自分で選定できる仕組みではなく、あくまでもGoogleマイビジネス内に投稿されてる写真の中で1番閲覧数が多い写真が自動でTOPに表示される仕組みです。
⑧Googleマイビジネスに記載されているお店の情報とTwitterやinstagram、FacebookなどのSNSに記載されている情報が一致されているかが評価されます。
ここまで詳しく評価アルゴリズムがあるそうです。
ビジネスオーナーがコントロールできる項目も多数ありますね。
①〜⑧が評価基準において、どれだけの比率を占めているかを次回以降で説明します。
ご閲覧ありがとうございました。