ラーメン屋の求人原稿について

【前書き】

求人広告の担当をしていて、つくづく思うことがある。

それは業態によって、何でこんなに応募獲得のハードルが異なるのかと。。 

イタリアンとかフレンチなんて、聞いた内容をそのままライターに伝えて 

ありきたりなテンプレート文章で原稿を作って、掲載をして…

それでもめちゃくちゃ応募が入る。

月に30件くらいの応募獲得はざらにある。

そんだけ応募獲得できたら、そりゃ採用はできる。

なのにラーメン屋の場合は

・原稿ヒアリングに1.5時間くらい

・その内容をまとめる(1~1.5時間くらい)

・会社パンフレットや資料を読み込む(1.5時間くらい)

・ライターへ伝える(2時間くらい)

・出来上がった原稿を見直す、修正する(2~3時間くらい)

普通にこのくらい時間を掛けても、月に10~15件くらい。

しかも応募入らないと、微調整を結構しないといけない。

ちなみに原稿が良くないと月1件、2件応募なんてざらにある。 

なぜこんなに業態によって応募獲得のハードルが異なるのか…..。

そういうこともあり、採用が難しいラーメン業界は基本的に人手不足で悩んでいます。

採用単価30万円だったら、安いという企業も多くいます。

先日打合せをした企業では

店長候補となる即戦力を60万円で採用できたら安い!ということを話されてました。

それだけ難しいということとなります。

そこで本日は下記を解説していきます。

・ラーメン業界が採用難しい理由

・どういう点を訴求すれば、応募が集まりやすいか


【ラーメン業界が採用難しい理由】

この業界を見てて思うに、求職者からすると

こんなイメージが強いんじゃないかと思います。

➀汚い

②重労働&長時間労働

➂見て覚えろ

④体育会系  

どれも否めなくはないですが

それぞれを説明していくと

➀汚い&匂いがきつい

最近はキレイでオシャレ系ラーメン店が増えてきました。

中には一見カフェに見間違えるような外観のお店もあったりします。

やはりそういう系のラーメン店は応募が入りやすいです。

一方で昔ながらの店内が狭く、薄暗いようなラーメン店は

例え食べログ評価が高くてもなかなか応募が集まりません。

それだけ求職者は”どこで働くか”ということを重視しているのだと考えます。

②重労働&長時間労働

正直これはどこの飲食店も同じかと思います。

長時間労働という点を原稿に正直に書くか、書かないかで応募率も変わってくるでしょう。

ただし、ラーメン店は夜遅くまでの時間帯、深夜帯も営業している場合が多いです。

そのような背景から必然と労働時間が長い=残業が多い、深夜労働があるという

イメージが先行しているため、応募が集まらない理由でもあります。

だからこそラーメン店で労働時間が少ない場合(例えば月の残業時間30時間未満など)でしたら

ぜひ正直に原稿へ書くことをお勧めします。 

③見て覚えろ

これも昔ながらの固定観念ではあります。

たしかにラーメン店=修行というイメージが強いかもしれません。

今の若手層にはこの『修行感』というのは厭われる傾向があります。

またラーメン店では、あまり調理スキルが学べないという認識があり、

入社しないという理由になっていることもあります。

例えば、セントラルキッチンである程度調理されたものを店舗で調理するだけの場合は

スープや麺の製法をイチから学ぶことができません。

それだと入社してもスキルが身に付きませんので、応募したがらない場合もあります。

④体育会系

ラーメン業界が体育会系というのはたしかに当てはまる場合が多い気がします。

それがゆえに、ラーメン店の求人原稿には、みんなでワイワイしている写真や、大人数でどこ

かに旅行に行ってる写真、そこでスポーツをしている写真が多く見られます。

➂と重複しますが職場が体育会系だと、やはり『上限関係が怖い』『ノリを求められる』『ワ

イワイが好き』『行事やイベントが多い』というイメージがあり、それが募集段階では負のイ

メージになっていると考えます。

特にコロナ禍では大人数で集まっているような写真は、あまり好まれません。 

求人募集をする上ではたしかに①②③④が無い方が有利に働きます。

ただし、実態と異なりすぎることを原稿に書いても面接時には話さなければなりません。

だからこそ、 ①②③④ をどくれくらい原稿に載せれば

”面接時のミスマッチ”が減らせて、”応募もある程度獲得できるか” 

このようなちょうど良い塩梅を書いてあげる必要があります。


【応募が集まりやすい訴求ポイント】

ラーメン店の求人で、

正社員応募を月20件以上獲得するためにはどうすれば良いのか? 

具体的に”どういうポイントを打ち出せば良いのか?

というお話です。

ラーメン店ならではの魅力は何か、どんな人が働きたいかという視点で

考えることが大事です。

1つ目はこちらです。 

自分のラーメンが作れる!

要するに商品開発ができるという点です。

ただし”自分のラーメン”というと好き勝手にラーメンを作られると思うかもしれません。 

・販売価格が1000円なのに原価800円の商品を作る 

・ 豚骨醤油ラーメン系なのに二郎系ラーメンを作る 

そこまで何も考えずに、商品開発を意気込んでる人はほとんど居ないと思いますが

念のため、

※社内で承認が通れば店頭で出すことができます

という風に書いておきましょう。

そのようなリスクよりも、やはりラーメンを作れる!ということへの魅力はかなり大きく 

応募が入っているお店はこの部分を強調して書いています。

(ちなみに調べたところ、100店舗あったらその内の10%くらいしかラーメン開発には触れてません。)

補足で具体例を書いてあげると尚良しです。 

例えば、

『各店舗ごとの限定ラーメンを提供しています!』とか

『月替わりのラーメンを出しています!』とか

『今までに採用された〇〇ラーメンは中途入社1年のスタッフが考案しました!』とか 

さまざま書き方はあります。

書くポイントとしてはその文章を読んで楽しそうと感じてもらえるかどうかです。

テーマは具体的に。

ラーメン開発のことを触れている10%のなかで、より具体的に書いたものが、応募を圧倒的

に獲得できます。

例えば『麺、具材、スープ』をイチから作れると書いたら、ラーメンに興味のある人からすれ

ば嬉しいに間違いありません。

独立前に自分の思い描くラーメンが大衆に受けるのか?を試すことはとても貴重な体験です。

自分のお店を持てば、固定費が掛かり、無駄なコストはなかなか割けないでしょう。

だからこそ独立希望者にはかなり響く内容です。

あとは求職者の『本当に実現可能なのか?』

という不安を払拭する文章を入れてあげることでより効果が出ます。 


2つ目はこちら。

女の子の写真を載せるです!

以前の記事で、女の子の写真は

”アルバイト募集では使えるが正社員募集では使えない”と話しました。

たしかに中身がない=入社メリットが少ないのに女の子の写真で求職者を釣るのは

効果が薄いです。

なぜならば、そのような原稿は求職者に見透かされるからです。

ですがラーメン限っては、ちょっとカワイイ女の子の写真を載せたほうが応募が

入る傾向があります。

その理由としては、ラーメン屋に入社する理由って、

・技術や知識が身に付くとか

・給料や待遇が良いとか 

・将来ラーメン屋を開くとか

それを狙って入社する人は勿論いるんですが、それだけだと範囲が狭くて

やっぱり

”みんなでワイワイ楽しく仕事をしたい=一体感”

”異性と話せる” 

”社内イベントが充実してて皆で旅行に行ける” 

こういう理由から入社する人も多いんです。

特に若い人を狙ってる企業の場合はそれが分かる写真を数枚載せたほうが良い。

※載せすぎは注意です。

私の支援しているクライントでもいます。

しっかり入社するメリットを書いて、写真も真面目系の男性スタッフの写真を載せて掲載

⇒10日間で5応募くらい 

これはまずいと思い、いろいろ文章を書くも効果出ず。

まさかと思い女の子の写真を追加。すると…

⇒1週間で8応募獲得!!

私からすると、嬉しい反面、悲しさがあります。

『こんだけ文章考えて、原稿修正してるのに、原因はそこだったのかよ!!』っていう気持ち

です(笑) 

ただ応募が増やすことが仕事ですので、そこは安心しました。

ほんとに求人原稿をどう打ち出すかは難しいです。

もともと女の子の写真で求職者を釣るのはアンチで「いかに入社するメリットを書くかだ!」

と考えてましたが、固定観念は良くない!と悟った瞬間でした。


このようにある業態ではウケが悪い掲載方法でも、他の業態になると、

その掲載方法が必須になったりします。

ポイントとしては求職者が何を求めてるか?を考えること。

それを知るためには、①知っている人に聞く、もしくは②周りの人(狙ってる世代の人)に聞い

てみることが大事です。

本日の記事はここまでです!

最後までご閲覧ありがとうございました。

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