【人材争奪戦10月!】求人市場動向を解説します

【前書き】

酒類解禁・緊急事態宣言の解除の影響で飲食店の求人相談が激増しました。

「時短」解除で飲食店“人材争奪戦” 相談数5倍に(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

時短解除で人材争奪戦が激化 約1年ぶり…夜の街の様子は(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース

10月25日に解除されましたが、実際の求人相談は10月1週目辺りから急激に増加。

・休業していた飲食店が再開に向けてスタッフ募集

・集客が一定数戻った時に備えてのスタッフ募集

休業時はアルバイトへの補償をしている企業は多くなく、退職をします。

また給与7割くらい保障してる企業も一部いましたが、

やはりそれでも生活維持できる水準ではなく、

他の飲食店や他業種へ行ってしまっという声を聞きます。

そのような飲食店が10月は一斉に募集を行いますから、まさに人材争奪戦です。

飲食専門媒体の「求人@飲食店.COM」では求人掲載数がコロナ前と同等になりました。

関東圏の求人数の推移は下記です。

・10月1週目(2000~2100件) 100件増加

・10月2週目(2200~2300件) 100件増加

・10月3週目(2300~2500件) 200件増加

・10月4週目 (2700件) 200件増加 ※9月比1.5~1.6倍まで増加!

※9月は1700~1900件を推移

これほど一気に募集企業が増えても、求職者数自体は9月時と大差ありませんので

パイの奪い合いとなります。

ですので10月は1店舗当たりの応募数が9月対比1/2、

もしくは2/3程度になったという感覚があります。

この現象は専門媒体だけでなく、バイトルやタウンワークでも10月に入った途端、

応募が入らなくなったというクライアントが複数社いましたので総合媒体でも

同じことが言えました。

ですので10月募集再開をした飲食店で採用が上手くいったお店は先月よりも

確実に少ないはずです。

【求職者の動き】

次は10月の求職者の動きについてです。

”多くの企業がアルバイトスタッフを積極的に募集する一方で

求職者はどのようなお店へ応募した傾向があったのか?”

答えは正社員応募となります。

正社員への応募が9月比7.0%となりました。

【関東版】求人@飲食店.COMサイトトレンドデータ(2021年10月) 飲食店.COM (inshokuten.com)

7パーセントという数字ですが、体感的にはかなり大きかったです。

例えば、焼肉業態のA店 

・アルバイトのみ募集 

・時給1,100円~ 

・週2日~、1日4時間~

で募集を1か月間しましたが、応募数は4~5件でした。

例年ならば1.5倍はあったでしょう。

10月に募集再開をするお店や企業はアルバイト募集が多かったのですが

これほど急激にアルバイトへの応募率の低下、掲載母数の増加があると

正社員採用枠を出していない企業や飲食店は採用がかなり難しかったはずです。

年齢層は下記データです。

30代の応募が前月比1.7%増、40代以上の応募が前月比1.4%増となりました。

若手よりもベテラン勢が積極的に動いているという状況は変わっていないようです。

補足として…

10月募集再開する飲食店は

・今まで最低人数の正社員で回していたため、正社員は足りているケースが多い

・人の戻りがどれくらい増えるか分からないため、社員を抱えるリスクは負えない

このような認識が多かったです。

一方で求職者側からすると、また宣言が発動したら、

シフトに入れなくなるという恐れがあり、アルバイト雇用では生活維持が難しく、

アルバイト職種への応募は不人気だったと予想ができます。

10月は募集側と求職者側でミスマッチが大きかったです。

余談ですが、応募が入らなければ、飲食店は給与を上げます。

応募入らない→給与を上げる→周りの飲食店も給与を上げる→給与相場の上昇

このような流れがありました。

当初は時給1,100円スタート→エリア全体で応募入らず→時給1,300円まで引き上げ
→それでも応募があまり入らず

10月は募集側の平均時給相場も上がっていたみたいです。

【11月の求人市場の予測】

11月も同じペースで募集が増えるかと言うと、決してそうではないと考えます。

募集数は減少すると予想しています。

理由としては

・宣言解除後、意外と人が戻っていないと感じてる飲食店が多い(若者エリアを除く)

・年末需要(忘年会予約など)が見えづらい、期待できない

・今は募集をせずに、年始の様子を見てから検討したい

・年末は採用しづらい、落ち込む

10月は15社くらいと打ち合わせしましたが、

一部企業を除くと状況はそこまで変わらずで、同じような意見が多い印象でした。

コロナ禍でも業績好調なラーメン、寿司などは異なりますが

居酒屋系の飲食店はこのような意見です。

この時期に採用を考えると、掲載コストはコロナ前と同等ベースで掛かってくるので、

しっかりと相談しながら慎重に進みたいと考える11月です。


本日は以上となります。

何か質問等ある際は下記の問い合わせフォームよりご連絡ください!

最後までご覧いただきありがとうございました。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA